会長ご挨拶


 













 北海道高等学校体育連盟第32代会長
 会長  平 野  雅 嗣
(北海道札幌白石高等学校長)


 昨年度の11月から会長を仰せつかり、4月28日の高体連理事会・総会にて再任いただきました北海道札幌白石高等学校の平野でございます。微力ではありますが、役員一同協力しながら本連盟の充実・発展と、北海道の次代を担うの高校生が成長し大きく飛躍することができるように、全力を傾ける所存でありますので、皆様方のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 はじめに、加盟校校長の皆様には、日ごろより本連盟の事業に対して、ご支援とご協力をいただき感謝申し上げます。おかげをもちまして、昨年度の全道大会開催に際し、当番校のきめ細かい大会運営により、大きな事故もなく全種目の全道大会が円滑に終了できました。各競技専門部長、専門委員長、当番校の校長先生をはじめ先生方、お手伝いをいただいた生徒の皆さんに心から感謝申し上げます。

 また、夏季インターハイにおいては、令和元年7月24日から8月20日まで「感動は無限大 南部九州総体2019」が「響かせろ 我らの魂 南の空へ」のスロ-ガンのもと、鹿児島県、熊本県、宮崎県、沖縄県の南九州4県とヨット競技は和歌山県で開催され、北海道からは936名の選手が出場しました。選手やご指導いただいた先生方、関係者の皆様のご努力により、陸上女子100M、200M、テニス女子個人、弓道男子個人、ウエイトリフティング男子個人、少林寺拳法女子団体で全国優勝を飾り、その他多くの種目で入賞するなど、北海道選手団としての活躍が光りました。一方冬季インタ-ハイは、全国スケ-ト競技・アイスホッケー競技大会が帯広市で、全国スキ-大会は新潟県で開催され、北海道からは500名の選手が出場しました。どの種目も冬季スポ-ツ王国に相応しい素晴らしい成績を残し、スピードスケート男子では、6種目で優勝、同じく女子では3種目で優勝、アイスホッケーも優勝しました。スキーでは男女合わせて6種目で優勝し、本道選手の活躍は多くの高校生や地元の方々に夢と希望を与えてくれました。

 その中でスケート競技・アイスホッケー競技では帯広三条高校・白樺学園高校の校長先生をはじめ関係の先生方、生徒の皆さんの真摯な取り組みが大会を作り上げた大きな力となったことを申し添えさせていただきます。

 ◆ 新型コロナウイルス感染症について
 2月中旬から新型コロナウイルス感染症の通知が出されるようになり、瞬く間に北海道で蔓延し、知事の非常事態宣言を受けて3月2日から臨時休校を余儀なくされました。この間、様々な教育活動が中止・縮小するとともに、選抜大会の中止など生徒にとっては非常に残念で悔しい思いをしたことと察します。併せて、授業や部活動への不安、感染症への心配など心労も絶えなかったと思います。  生徒たちの臨時休校中や春季休業中の冷静な行動により、何とか新年度の再開をすることができましたが、国の緊急事態宣言を受けて再び臨時休校となり現在に至っています。

 また、4月26日に全国高体連臨時理事会がウェブ会議により開催され、競技中の移動、宿泊などによる感染リスクの高さ、休校措置による練習不足でケガや熱中症の危険性があることに加え、医療機関が感染症への対応が迫られており、大会中の事故等に十分な対処ができない可能性があることから初の中止を決定しました。  この決定を受けて、北海道高体連としても4月28日に理事会を開催し、インターハイ中止の理由と上記理由のほかに、北海道の広域性を鑑み、開催地での感染拡大を阻止するためにも令和2年度の主催大会である5月の支部大会、6月の全道大会の中止を決定しました。(ラグビー、駅伝、冬季スポーツを除く)  3年生にとって最後となる大会を中止せざるを得ないことは、誠に残念でなりませんが、現在の状況を考えますと苦渋の決断をしなければなりませんでした。特に3年生への心のケアを含めてご指導いただきますようお願い申し上げます。  また、収束が見えない中での代替試合について期待を持たせることは、3年生の進路にも影響を与えることから実施しないことを決定いたしました。  今後、全国の感染状況を見ながら、国、スポーツ庁、北海道教育委員会からの通知等に注視する必要があります。北海道高体連としても各支部長、事務局長への通知およびHP上に情報等を上げていきますので支部内高校への周知をお願いします。

 ◆ 北海道の部活動の在り方に関する方針について
 平成30年3月、スポーツ庁では、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を、また、同年12月、文化庁では、「文化部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を策定し、都道府県においては、国のガイドラインに則った方針を策定することが求められました。北海道では、国のガイドラインに則り、広域性や気候など本道の特色及び学校の部活動の実態などを踏まえ、運動部活動と文化部活動を区別することなく、一体的な「北海道の部活動の在り方に関する方針」を昨年1月に道教委が策定しました。生徒のバランスのとれた学校生活や、教師の部活動指導における負担を軽減し、働き方改革を推進することが目的です。道の方針に則り各加盟校の校長が学校の方針を策定して取組を進められていることと存じますが、1年を経過して様々な課題等が発生していると推察いたしますが、高体連、高文連、高野連が情報を共有するとともに、道校長協会とも連携してより充実したものとしていくことが肝要であると考えます。

 ◆運動部活動中の事故防止について
 部活動中の事故については、過去に春山登山講習会中の雪崩や、陸上競技ハンマー投げの部員が投じたハンマーがサッカー部員の頭部を直撃し尊い命が奪われるという取り返しのつかない重大事故が発生しました。また、北海道においても、ボート競技の大会中に生徒が命を失うという事故が発生しております。  各加盟校におきましては、運動部活動を実施する際に、施設・設備の確認、生徒の発達段階や技能の習熟の程度を考慮した指導を行うことと併せて、危険予知の観点に立った指導計画の見直しを行うなど事故防止に向けてた取組と生徒の安全確保の徹底を図るようお願いします。  また、一昨年度は熱中症により救急搬送される事故が多く発生したことから、道教委が作成した「学校体育活動中における事故防止の手引」や、本連盟が作成しました「運動部活動顧問のための指導ハンドブック(四訂版)」を活用するなど、事故の防止に万全を期すようお願いいたします。

 ◆「体罰の根絶」について
 全国高体連では、体罰を行った指導者については、原則として1年間、高体連主催大会に出場できないものとし、高体連の役職に当てない等の「体罰根絶全国共通ルール」を制定し、平成26年7月1日から施行されています。残念ながら昨年度、道内の高校で1件該当事例が発生したところであり、全国においても増加傾向にあります。  我々校長をはじめ、顧問、部活動に係る全ての関係者で、事故を未然防止することが重要であります。これからも、北海道のすべての指導者が、体罰の根絶を図り、生徒や保護者から信頼される環境を作っていくことが求められます。各加盟校におきましては引き続き体罰のない運動部活動経営が行われますよう留意いただきたいことと、今一度高体連全国共通ルールについての周知をよろしくお願いいたします。

 ◆2023年インタ-ハイについて
 昨年8月に北海道教育長と北海道高等学校体育連盟会長の連名で全国に承諾書を提出し、2023年(令和5年)北海道インターハイが正式決定されました。昨年度から開催市町村の決定について各競技の専門部長・委員長、道教委・高体連が一体となって進めてきましたが、ほぼ開催地が決定し、健康体育課長をはじめ課員と高体連会長が決定市町村教委に挨拶に出向いているところです。 4月には道教委に高校総体競技係が設置され、今後、さらに組織的に動いていくこととなります。  北海道高体連としては、令和5年度の各競技の主幹校を決定するとともに、実際に生徒を動かす主幹校の教員に令和3年度のインターハイに視察に行く特別予算も準備しているところです。  昭和62年大会の時と違うのは、前回は昭和64年北海道国体が控えていたために、予算が潤沢にあったことです。今回はインターハイ単独のために限られた予算の中で実施しなければいけないことから、各競技、市町村とも知恵を絞りコストダウンをしながら大会を成功させなくてはいけません。北海道の高校生が全国のアスリートを迎え、ともに成長することができる大会とするために、本連盟としても関係機関と連携協力して準備を進めてまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

 ◆ 道高体連の加盟金の増額について
 本連盟の各加盟校の負担金は、平成13年度から在校生徒一人450円として、これまで20年の間、現在の金額を維持してきましたが、予想以上に少子化による減収が予測され、負担金の増額を避けられぬ状況にあります。昨年度の総会で値上げについて承認をいただきましたが、この先本連盟を安定的に維持するために、50円の値上げをさせていただき生徒一人500円を令和3年度から徴収させていただきますのでよろしくお願いいたします。

 結びになりますが、社会が大きく変化している状況にあり、数年先は勿論、10年後、20年後を見通した方向性を検討する時期に来ていると考えます。本連盟としても、各支部や専門部、さらには、高文連や高野連、道校長会や道教委と連携を深め、様々な課題解決に向けて、取り組むことが肝要であると考えます。今後も北海道の高校生が生涯を通じてスポーツに親しみ、豊かで活力のある生活を送ることができるよう、運動部活動の充実・発展に努めてまいりますので、今後とも、本連盟へのより一層のご理解とご支援をお願い申し上げ、挨拶といたします。


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