会長ご挨拶

 


 北海道高等学校体育連盟
 会 長  新 村  治
 (北海道札幌北陵高等学校 校長)






 去る5月14日(金)に開催されました「平成22年度北海道高等学校体育連盟総会」におきまして、第27代会長に選出いただき、その重責に身の引き締まる思いをしております。
道高体連は、昭和23年の発足以来、歴代会長のリーダーシップのもと、多くの関係者の努力により、本道高等学校教育の一翼を担ってまいりました。
私自身微力ではありますが、関係各位のご支援とご協力を賜りながら、道高体連の充実発展のために全力で頑張って行きたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

ここで、道高体連の運営にあたっての基本的な考え方を述べさせていただきたいと思います。

まず、1点目は、新学習指導要領の趣旨を踏まえた運動部活動の推進についてであります。
ご承知のとおり、昨年3月に告示されました「高等学校学習指導要領」の総則の中に、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連を図られるよう留意すること。」が明記されました。
現行の学習指導要領では、クラブ活動との関連で言及がなされていた記述がなくなっておりましたが、平成20年1月の中央教育審議会の答申において「生徒の自発的・自主的な活動として行われている部活動について、学校教育活動の一環としてこれまで高等学校教育において果たしてきた意義や役割を踏まえ、教育課程に関連する事項として、学習指導要領に記述する必要がある」との指摘がなされたことを受けて明記されたものであります。
生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養、互いに協力しあって友情を深めるといった好ましい人間関係の形成等に資するものであるという意義を十分に踏まえた上で、各学校の運動部活動の充実・発展にご尽力願いたいと考えています。

2点目は、安全・安心な運動部活動の推進についてであります。
運動部活動を実施するにあたっては、何よりも安全・安心が最優先されなければならないと考えております。
このようなことから、道高体連では平成14年に作成した「運動部活動顧問のための指導ハンドブック」を平成17年に改訂し、機会あるごとに安全指導の充実に努めてきたところです。
 平成18年度には、事故に遭った生徒をはじめ、顧問や役員、生徒補助員などにも適用を拡大した「北海道高等学校体育連盟主催大会災害補償制度」を発足させました。
 また、平成20年4月には、「北海道高等学校体育連盟設立60周年記念事業」の一環として、「運動部活動顧問のための安全対策マニュアル」を作成し、各加盟校や関係者に配布し、安全指導の一層の充実に努めてきたところです。
「生徒が安全に活動でき、保護者が安心して学校に指導を任せられ、指導者が安心して指導に携われる」運動部活動の推進を目指して努力する所存でありますので、よろしくお願い申し上げます。

3点目は、生徒数減少に伴う運動部活動の在り方についてであります。
 近年は、少子化の影響により高校の統廃合や間口削減などの状況が生じております。
 それに伴い運動部活動に加入する生徒数の減少や教員定数の減少による指導者不足などの問題も深刻になっており、特に小規模校では運動部活動を維持していくことが大変困難な状況となっている状況も見受けられます。
 また、道高体連の主な財源である負担金も加入生徒数の減少により影響を受けておりますし、道教委の補助金も大幅に削減されておりますことから、道高体連の財源確保をはじめ、大会基準の見直しや大会規模の適正化などについても継続して検討していかなければならないと考えております。
 このような状況の中で、一人でも多くの生徒が生涯にわたってスポーツに親しみ、体力の向上を図るととともに、豊で活力ある高校生活を送ることができるよう、運動部活動の更なる充実に取り組んでまいりたいと考えております。

 今後とも、本連盟に対するご支援、ご協力をお願い申し上げ、就任にあたってのご挨拶をさせていただきます。



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