会長ご挨拶
北海道高等学校体育連盟
会長 吉澤 正伸
(北海道札幌平岡高等学校 校長)
| 北海道高等学校体育連盟 会長 吉澤 正伸 |
昨年度に引き続き、道高体連会長を務めさせていただきます。私自身は大変微力ですが、加盟各校の校長先生はじめ、日頃から、運動部活動を熱心にご指導いただいている先生方のお力添えをいただきながら、全力で取り組んで参りたいと考えています。皆様の一層のご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
はじめに、昨年度の道高体連の事業につきまして、サッカー女子が新たに加わるなど多くの成果を上げながら、無事に終了することができました。各専門部や当番校・会場校などを担当いただきました関係の皆様のご尽力に感謝申し上げます。
本連盟の60周年記念事業につきましても、「運動部活動顧問のための安全対策マニュアル」の発行、「60周年記念座談会」、「記念表彰」など、全てを終了いたしました。これらの内容は、機関誌「高体連第57号」に掲載しておりますので、ご一読ください。
また、本道高校生の活躍につきまして、埼玉県で行われました夏季インターハイでは、ソフトテニス男子団体で道尚志学園高校が惜しくも準優勝、個人種目でも優勝5名でした。冬季大会では、帯広市で開催されたアイスホッケーで白樺学園高校が十勝勢として初優勝、スピードスケートの学校対抗では駒大苫小牧高校が男女とも優勝、個人種目では優勝8名、その他、夏季・冬季を通じ、多くの種目で入賞という、大きな活躍でした。
次に、本年度の冬季インターハイにつきまして、スケート競技・アイスホッケー競技が釧路市で開催されます。主管校の釧路商業高校はじめ当番校の各高校の校長先生はじめ関係の先生方、お手伝いいただく生徒の皆さんにはご苦労をおかけしますが、全道・全国の高校生がスポーツを通じて頑張っている姿、輝いている姿を多くの方々に披露できるよう、万全の準備をお願い申し上げます。
加えて、スキー競技につきましても、本年度、北海道で開催されます。この大会は、宮城県の直前の開催返上による異例の大会であり、全国高体連がいわば直轄で開催する大会ですが、札幌稲北高校に事務局を置き準備が進んでいます。以上の他に、本年度は引き続いてスキー・スケートの国体も開催される運びとなっていますので、ご承知おきください。
さてここで、運動部活動そのものや本連盟の組織運営に関して、基本的な考えを述べさせていただきます。
先ずは、①運動部活動は学校の教育活動であること、②事故や怪我のない安全・安心な運動部活動を推進しなければならないこと、この2点についてです。
1点目について、この3月には高等学校の学習指導要領が改訂され、総則の中に、部活動は「学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること。」と明確に位置付けられました。このことは、部活動が学校教育の中で大きな教育的意義を有しているものであること、学校教育に無くてはならない必要不可欠なものであることが明確になったものと考えています。これまで、いわば曖昧であった部活動の位置付けが、一歩前進したものであり、これを更に大きく前進させることが、今後、我々が取り組んで行かなくてはならないことと考えています。
2点目について、希に死亡事故や後遺障害、訴訟に発展してしまう事故が発生していることは誠に残念であり、今後ともこのような事故は絶対に起こさないとの強い信念のもと、万全の体制を整えなくてはならないと考えます。前述の60周年記念の「安全対策マニュアル」などを活用いただき、日ごろから事故防止を心がけることが何よりと考えます。さらに、万が一に備えるため、相互扶助の精神をもとに運営しいる「主催大会参加者災害補償制度」にも一層のご理解をいただくとともに、各学校におかれては、日常の部員の健康管理はもとより、心肺蘇生法やAED取扱研修等にも留意し、安全・安心な運動部活動を一層推進していただきたいと考えています。
次に組織運営について、ご承知の通り少子高齢化社会が進行していますが、本連盟の加盟生徒数のピークは平成2年度の246,988名でした。昨年度は144,208名であり、この間に102,780名減少しています。このことは、道教委の補助金が大幅にカットされていることと合わせ、本連盟の財源にも大きな影響を与えています。加えて、札幌支部においても、間口減や学校統廃合が行われますが、将来の全道大会の出場基準の在り方や大会規模の適正化なども検討しなくてはならないことと考えています。
しかし幸い、本連盟研究部の調査によると、運動部活動の加入率は増加傾向にあり、全日制において長く30%後半であったものが徐々に増加し、昨年度は、42.3%となっています。このことは、各校で熱心に指導に当たっている先生方のご尽力の賜であり、心からお礼を申し上げますとともに、今後とも更なる活性化のためよろしくお願い申し上げます。
終わりになりますが、運動部活動を一生懸命頑張っている生徒は、道内各学校に大勢おります。日本を代表するトップアスリートを目指している生徒、自分の可能性に挑戦している生徒、趣味や生き甲斐と感じている生徒、先生方や友人との交流を楽しみにしている生徒、いろいろな思いを持ちながら、毎日の練習に爽やかな汗を流しています。本道の高校生が生涯を通じてスポーツに親しむことができ、体力の向上を図りながら、将来も豊かで活力のある生活を営むことができるよう、運動部活動の一層の充実・発展を目指して参りたいと考えています。今後とも、一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。



